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冬に暖かい家が心の健康に与える影響

2025/02/20(木) 三浦恭輔コラム

皆様こんにちは!

MIURA HOME営業担当の三浦恭輔です。

寒い冬、外に出るのが億劫になったり、気分が落ち込んだりする経験はありませんか?

近年の研究では、低温環境がメンタルヘルスに悪影響を与え、うつ病の発症リスクを高めることが明らかになっています。

今回のコラムでは、なぜ冬の時期には暖かい家がうつ病予防に役立つのか解説し、長崎県での理想的な家づくりについて考えていきましょう。

 

目次

1.低室温がうつ病のリスクを高めるメカニズム
1-1.低室温が自律神経に与える影響
1-2.低温環境が睡眠の質を低下させる
1-3.室温とセロトニンの関係
2. 高断熱・高気密住宅(G3レベル)がうつ病予防に役立つ理由
3.長崎県での理想的な家づくり
3-1.冬の底冷えを防ぐ高断熱・高気密住宅
3-2. 室温を一定に保ち、うつ病リスクを低減
3-3. パッシブデザイン住宅で自然な快適さを実現
4. まとめ

参考文献・参考ページ

 

1. 低室温がうつ病のリスクを高めるメカニズム

室温が低い家では、自律神経の乱れ、睡眠の質の低下、日照不足などが組み合わさり、気分障害のリスクが増大するといわれています。特に低温環境だとメンタルヘルスに悪影響を与え、うつ病の発症リスクを高めることにつながります。

一方で、高断熱・高気密住宅(C値0.3以下・Ua値0.26以下)+パッシブデザイン住宅は、温かく快適な住環境を維持するため、うつ病予防に大きな効果が期待できます。

 

1-1.低室温が自律神経に与える影響

寒い環境では、体温を維持するために交感神経が過剰に働き、自律神経のバランスが乱れやすくなる可能性があります。

自律神経が乱れると、以下のような症状があらわれるといわれています。

 

自律神経の乱れが引き起こす症状

  • 慢性的な疲労感
  • イライラしやすくなる
  • 不安感が増大
  • 気分の落ち込み

データ(日本自律神経学会)

  • 室温10℃以下では、ストレスホルモン(コルチゾール)の分泌量が20%以上増加
  • 寒冷環境に長時間いると、副交感神経の働きが低下し、リラックスできなくなる

暖かい家であれば、交感神経と副交感神経のバランスが整いやすく、ストレス軽減につながるため、うつ病予防にも有効的だといえるでしょう。

 

1-2.低温環境が睡眠の質を低下させる

うつ病の発症リスクを高める要因のひとつとして、睡眠の質の低下が挙げられます。

冬の寒い寝室では、体温調整が難しいため、深い睡眠(ノンレム睡眠)が減少します。

 

寒い寝室での睡眠の問題点

  • 寝つきが悪くなる(入眠潜時の延長)
  • 夜中に目が覚めやすい(中途覚醒の増加)
  • 深い睡眠が減り、疲労回復が遅れる

データ(日本睡眠学会)

  • 寝室温度が10℃以下では、深い睡眠(ノンレム睡眠)の割合が30%以上減少
  • 室温が18℃以上の寝室では、睡眠の質が向上し、気分障害のリスクが40%低減

暖かい寝室(18℃以上)を維持することで、睡眠の質が向上し、うつ病リスクの低減につながるでしょう。

 

1-3.室温とセロトニンの関係

セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、心の安定やポジティブな気分を保つために必要な神経伝達物質です。

寒い環境では、セロトニンの生成が低下するため、うつ病のリスクが増大する可能性があります。

しかし暖かい家であれば、セロトニンの生成を促す効果が期待できます。

 

暖かい家がセロトニン分泌を促す理由

  1. 寒さによるストレスが減少し、精神的に安定しやすい
  2. 睡眠の質が向上し、セロトニンの分泌が正常化する
  3. 暖かい環境では、血流が良くなり、脳内の神経伝達がスムーズになる

データ(国立精神・神経医療研究センター)

  • 室温が10℃以下の環境では、セロトニンの分泌量が20%以上低下
  • 室温が18℃以上の家では、セロトニンの分泌が安定し、気分の落ち込みを防ぐ

 

2. 高断熱・高気密住宅(G3レベル)がうつ病予防に役立つ理由

高断熱・高気密住宅(G3レベル)は、快適な住環境を提供することで、うつ病予防に役立つとされています。

温度や湿度が安定するため、身体的なストレスが減少し、心身ともに快適に過ごせます。また、外部の騒音や大気汚染が遮断されることで、精神的な負担の軽減につながるでしょう。

さらに、適切な換気システムを整えることで、室内の空気が常に清潔で健康的になり、心身のリラックスを促進します。

このような環境が、精神的な健康維持につながるため、うつ病予防にもおすすめの住宅だといえるでしょう。

 

3.長崎県でおすすめの理想的な家づくり

それでは、長崎県で理想的な家づくりをするためには、どのような住宅を選択したらよいのでしょうか。

おすすめの住宅を紹介していきます。

 

3-1.冬の底冷えを防ぐ高断熱・高気密住宅

長崎県のような温暖な地域でも、冬の底冷えを防ぐために、高断熱・高気密の住宅が推奨されます。

推奨される住宅性能

性能基準 推奨値
気密性能(C値) 0.3以下
断熱性能(Ua値) 0.26以下(G3レベル)
換気システム 第一種換気(熱交換換気)

 

 

3-2. 室温を一定に保ち、うつ病リスクを低減

G3レベル(Ua値0.26以下)の住宅では、冬でも室温が15℃以上を維持できるため、寒暖差が少なく、ストレスのない住環境を実現できます。

住宅の断熱性能と最低室温の比較

住宅の断熱性能(Ua値) 最低室温(冬季)
0.87(従来の住宅) 10℃以下
0.46(G2住宅) 12~15℃
0.26(G3住宅) 15~18℃

 

 

3-3. パッシブデザイン住宅で自然な快適さを実現

長崎県の気候を考慮すると、パッシブデザイン住宅を採用することで、暖房負荷を抑えながら快適な室温を維持できます。

 

パッシブデザインのメリット

  • 冬は太陽の熱を活用し、室温を維持
  • 夏は日射をコントロールし、涼しく過ごせる
  • エネルギー消費を抑えながら、健康的な住環境を実現

 

4. まとめ

寒い家では、ストレスホルモンの増加・睡眠の質の低下・セロトニン不足が重なり、うつ病リスクが増大するといわれています。

しかし、室温18℃以上を維持することで、うつ病のリスクを40%以上低減できる可能性があります。

G3レベル(Ua値0.26以下・C値0.3以下)の住宅であれば、冬でも15℃以上を維持でき、ストレスの軽減につながるでしょう。

長崎県のような温暖な地域では、高気密・高断熱+パッシブデザイン住宅の組み合わせがおすすめです。

気分よく元気に過ごすためには、暖かく快適な住環境を整えることが大切です。長崎県で健康的な暮らしを実現するためには、高断熱・高気密+パッシブデザイン住宅をぜひ検討してください。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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参考文献・参考ページ

  1. 国土交通省:「住宅の断熱性能と健康影響」
    https://www.mlit.go.jp
  2. 厚生労働省:「睡眠とメンタルヘルスの関係」
    https://www.mhlw.go.jp
  3. HEAT20:「G2・G3住宅の基準とメリット」
    https://www.heat20.jp

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