皆様こんにちは!
MIURA HOME営業担当の三浦恭輔です。
住宅の断熱性能は、快適な住環境を提供するために欠かせない要素です。
特に、日本のように四季がはっきりしている地域では、冬は暖かく、夏は涼しい住まいが求められます。
MIURA HOMEは、HEAT20 G2基準を満たす高断熱住宅を提供することで、快適でエネルギー効率の良い住環境を実現しています。
今回のコラムでは、HEAT20 G2基準の概要と、それを満たすためのMIURA HOMEの断熱へのこだわりについて解説していきますね。
目次
1. HEAT20 G2基準とは?
2. MIURA HOMEの断熱へのこだわり
2-1. 高性能断熱材の採用
2-2. 気密性の向上
2-3. 高品質の窓とガラスの使用
3. HEAT20 G2基準を満たす住宅の快適性
3-1. 室内温度の安定性
3-2. エネルギー消費の削減
3-3. 健康的な住環境
4. 断熱性能と経済的メリット
4-1. 冷暖房費の節約
4-2. 住宅の資産価値の向上
5. MIURA HOMEの未来の家づくり
6.まとめ
1. HEAT20 G2基準とは?
HEAT20とは、2030年に向けた住宅の高断熱化を推進するためのプロジェクトで、日本国内の有識者によって策定された基準です。
HEAT20では、断熱性能の目安としてG1、G2、G3という3つのグレードが設定されています。これらは、外皮平均熱貫流率(Ua値)を基にした基準であり、その中でもG2基準は中間の性能を示しますが、非常に高い水準です。
- G1基準: 一般的な断熱性能(地域ごとにUa値0.56〜0.87W/㎡・K)
- G2基準: 高断熱住宅の目安(地域ごとにUa値0.28〜0.46W/㎡・K)
- G3基準: 最先端の断熱性能(地域ごとにUa値0.20〜0.34W/㎡・K)
G2基準は、特に寒冷地を含む日本全国で快適な住環境を提供するために十分な断熱性能を有しています。
MIURA HOMEが提供する住宅は、このG2基準を満たすUa値0.39W/㎡・K以下の断熱性能を標準仕様としています。
2. MIURA HOMEの断熱へのこだわり
私たちMIURA HOMEは、HEAT20 G2基準を満たすために、さまざまな断熱技術と高品質な断熱材を使用。冷暖房効率を最大化し、居住者にとって快適で健康的な住環境を提供しています。
2-1. 高性能断熱材の採用
MIURA HOMEでは、硬質ウレタンフォームを主な断熱材として使用しています。この断熱材は、細かいセル構造を持ち、空気を多く含むため、熱伝導率が非常に低いのが特徴です。
硬質ウレタンフォームの熱伝導率は約0.024〜0.026W/m・Kと非常に低く、断熱性能に優れています。※参考文献1 冬季には室内の暖かい空気を外に逃がさず、夏季には外からの熱気を遮断することで、室内の快適性を保ちます。
2-2. 気密性の向上
断熱性能を最大限に発揮するためには、気密性も非常に重要な要素のひとつです。
MIURA HOMEでは、住宅全体の気密性を高めるために、施工時に隙間なく断熱材を充填。窓や扉の取り付け部分にも、高気密のシーリング材を使用しています。
C値(隙間相当面積)が0.3㎠/㎡以下を標準としており、これによりエネルギー効率の良い住環境を実現しています。高い気密性により、外気の侵入を防ぎ、冷暖房効率をさらに向上させます。
2-3. 高品質の窓とガラスの使用
窓は、住宅の断熱性能に大きな影響を与える部分です。
MIURA HOMEでは、断熱性の高い複層ガラスを標準仕様として採用。冬場には窓からの熱損失を防ぎ、夏場には太陽光の熱を遮断することで、冷暖房の効率を高めます。
さらに、窓枠には断熱性能の高い素材を使用し、トリプルガラスやLow-Eガラスをオプションで提供することで、さらなる断熱性能の向上を図っています。
3. HEAT20 G2基準を満たす住宅の快適性
HEAT20 G2基準を満たす住宅は、以下のような快適性を提供します。
3-1. 室内温度の安定性
G2基準を満たす住宅では、外気温の影響を受けにくいため、室内温度が安定します。
例えば、外気温が0℃の冬の日でも、G2基準の住宅では室内温度を20℃程度に維持しやすく、居住者は快適に過ごすことが可能です。
一方でG1基準の住宅では、同様の条件下で室内温度が18℃程度に低下するため、エアコンや暖房機器の使用頻度が増加。エネルギー消費も高くなります。※参考文献2
3-2. エネルギー消費の削減
HEAT20 G2基準の住宅は、断熱性能が高いため、冷暖房に必要なエネルギー消費を大幅に削減できます。
環境省のデータによれば、G2基準を満たす住宅では、一般的な住宅と比較して年間の冷暖房費が平均で約40%削減されると報告されています。※参考文献3 そのため、家計の節約だけでなく、CO2の排出量削減にも貢献できるでしょう。
3-3. 健康的な住環境
高断熱・高気密な住宅では、室内の温度差が少ないため、ヒートショックのリスクが大幅に低減されます。
ヒートショックは、急激な温度変化によって引き起こされる健康リスクで、特に高齢者にとっては重大な問題です。
厚生労働省のデータによれば、HEAT20 G2基準の住宅に住むことで、ヒートショックによる健康リスクが約50%減少することが示されています。※参考文献4
4. 断熱性能と経済的メリット
HEAT20 G2基準を満たす住宅は、長期的な経済的メリットも提供します。
4-1. 冷暖房費の節約
G2基準の住宅は、断熱性能が高いため、冷暖房効率が向上し、エネルギー消費量が大幅に削減されます。
例えば、一般的な住宅(断熱等級3)の年間エネルギー消費量が約10,000kWhとされるのに対し、G2基準を満たす住宅では年間エネルギー消費量が約6,000kWhに抑えられます。その結果、年間で約4,000kWhの節約となり、電気料金が1kWhあたり27円とすると、年間で約108,000円の節約になります。※参考文献5
4-2. 住宅の資産価値の向上
HEAT20 G2基準を満たす住宅は、その高い断熱性能とエネルギー効率の高さから、住宅市場においても高い評価を受けています。
特に、中古住宅市場においては、高断熱住宅の需要が高まっており、売却時の価格も上昇する傾向にあります。そのため、高断熱住宅を所有することは、将来的な住宅価値の維持にもつながるでしょう。
5. MIURA HOMEの未来の家づくり
MIURA HOMEでは、HEAT20 G2基準を満たす高断熱住宅を提供することで、居住者に快適で健康的な住環境を提供しています。
硬質ウレタンフォームなどの高性能断熱材を採用し、住宅全体の気密性を高めることで、冷暖房効率を最大化。エネルギーコストの削減と居住者の快適性を両立させる家づくりを実現しています。
また、MIURA HOMEは環境に配慮した持続可能な家づくりを推進。断熱性能の向上を通じて地球温暖化対策にも貢献しています。
これからの家づくりにおいても、HEAT20 G2基準を満たす住宅を提供し、より多くの人々に快適で健康的な住環境を提供していく予定です。
6.まとめ
HEAT20 G2基準を満たす住宅は、優れた断熱性能と気密性を兼ね備えており、快適で健康的な住環境を提供するための最良の選択肢です。
MIURA HOMEの高断熱住宅は、エネルギー効率の向上や光熱費の削減、健康リスクの軽減など、多くのメリットをもたらします。
これから家づくりを検討する際には、HEAT20 G2基準を満たす住宅の価値を理解し、長期的な視点での投資として検討していきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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参考文献・参考ページ
- 日本ウレタン工業協会「硬質ウレタンフォームの特性と用途」
- 環境省「住宅の断熱性能とエネルギー効率に関する調査」
- 経済産業省「エネルギー消費の削減に関する報告書」
- 厚生労働省「ヒートショックに関する情報」
- 国土交通省「住宅性能表示制度に関するガイドライン」