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冬でも暖かく夏でも涼しい!気密性の高い住宅のメリット

2024/09/21(土) コラム三浦恭輔

皆様こんにちは!

MIURA HOME営業担当の三浦恭輔です。

住宅の選択において、快適な住環境と省エネ性能を両立するためには、気密性の高い住宅が非常に重要です。

気密性が高い住宅は、外気の影響を受けにくく、室内環境を一定に保ちやすいという特長があります。冬は暖かく、夏は涼しい快適な住環境を実現することができます。

今回のコラムでは、気密性の高い住宅がもたらすメリットについて、数値的根拠を用いて詳しく解説していきます。

 

目次

1.気密性とは?
2. 冬でも暖かい住環境
2-1. 室内温度の安定性
2-2. ヒートショックの予防
3. 夏でも涼しい住環境
3-1. 熱の侵入を防ぐ
3-2. 快適な湿度管理
4. エネルギーコストの削減
5. 快適で健康的な生活環境
5-1. 室内空気質の向上
5-2. 結露の防止とカビの抑制
6.まとめ

参考文献・参考ページ

 

1. 気密性とは?

気密性とは、住宅がどれだけ隙間なく密閉されているかを示す指標です。気密性が高い住宅は、外気の侵入や室内の空気の漏出が少ないため、冷暖房効率が向上。エネルギー消費を削減することができます。

気密性は「C値(隙間相当面積)」で評価され、C値が小さければ小さいほど気密性が高いことを意味します。C値は、住宅全体の隙間面積を床面積で割った値で、単位はcm²/m²で表されます。

MIURA HOMEが提供する住宅は、C値0.3㎠/㎡以下という非常に高い気密性能を標準仕様としており、外部からの空気の侵入を最小限に抑えています。※参考文献1 冷暖房効率を最大化し、エネルギーコストの削減を実現しています。

 

2. 冬でも暖かい住環境

気密性の高い住宅は、冬でも暖かい住環境を実現するために重要な役割を果たします。ここでは、気密性の高い住宅が冬季にどのように快適な環境を提供するかについて詳しく説明します。

 

2-1. 室内温度の安定性

気密性の高い住宅は、外気の侵入を防ぐため、室内の温度が安定します。冬季には室内の暖かい空気を外に逃がさず、暖房効率を高めることが可能です。

一般的な住宅(C値2.0㎠/㎡)と比較して、気密性の高い住宅(C値0.3㎠/㎡)では、室内温度が5℃程度高く維持されることが報告されています。※参考文献2 冬季の暖房効率が大幅に向上し、居住者は快適な温度で過ごすことができます。

具体的には、外気温が0℃の真冬の日でも、気密性の高い住宅では室内の温度を20℃程度に保つことが可能です。暖房器具の使用頻度が減るため、エネルギー消費が削減されます。

MIURA HOMEの住宅では、高気密性能により年間の暖房負荷が約30〜40%削減されるとされています。※参考文献3

 

2-2. ヒートショックの予防

ヒートショックは、急激な温度変化が身体に与えるショック状態のこと。特に高齢者にとっては重大な健康リスクとなります。

気密性の高い住宅は、室内の温度差が少ないため、ヒートショックのリスクを大幅に低減することにつながります。

厚生労働省のデータによれば、ヒートショックが原因で年間約17,000人が死亡しているとされています。※参考文献4 気密性の高い住宅では、室内の温度差が1〜2℃程度に抑えられるため、ヒートショックのリスクを約50%低減することが可能です。※参考文献5

 

3. 夏でも涼しい住環境

気密性の高い住宅は、夏でも涼しい住環境を提供します。ここでは、その具体的なメリットについて詳しく説明します。

 

3-1. 熱の侵入を防ぐ

気密性の高い住宅は、外部からの熱の侵入を防ぐため、夏季には室内を涼しく保つことが可能です。気密性が高い住宅では、外気の影響を受けにくいため、冷房効率が向上し、少ないエネルギーで快適な温度を維持できます。

例えば、一般的な住宅(C値2.0㎠/㎡)の年間冷房負荷が約1,500kWhとされているのに対し、気密性の高い住宅(C値0.3㎠/㎡)では年間冷房負荷が約900kWhに抑えられます。※参考文献6 この差は年間で約600kWhの節約となり、電気料金が1kWhあたり27円とすると、年間で約16,200円の節約になります。これにより、夏季のエアコン使用量を削減し、電気代を節約することにつながります。

 

3-2. 快適な湿度管理

気密性の高い住宅は、室内の湿度管理にも優れています。

夏季に高湿度だった場合、室内の熱中症のリスクを高める要因となります。しかし気密性の高い住宅は、外部からの湿気の侵入を防ぐため、室内の湿度を適切に保つことが可能です。エアコンの除湿機能の負担が減り、エネルギー消費を抑えることができるでしょう。

環境省の調査によれば、気密性の高い住宅では、室内の湿度が50〜60%程度に保たれるため、快適な湿度環境を維持することができるとされています。※参考文献7 居住者はより快適で健康的な環境で生活することが可能です。

 

4. エネルギーコストの削減

気密性の高い住宅は、冷暖房効率が高いため、エネルギー消費を大幅に削減できます。家計に優しいだけでなく、地球環境にも優しい選択だといえるでしょう。

具体的な数値で見ると、一般的な住宅(C値2.0㎠/㎡)の年間エネルギー消費量が約10,000kWhであるのに対し、気密性の高い住宅(C値0.3㎠/㎡)では年間エネルギー消費量が約6,000kWhに抑えられます。※参考文献8

この差は年間で約4,000kWhの節約となり、電気料金が1kWhあたり27円とすると、年間で約108,000円の節約になります。エネルギー消費量の削減は、CO2排出量の削減にもつながり、持続可能な未来に向けた重要なステップとなるでしょう。

 

5. 快適で健康的な生活環境

気密性の高い住宅は、快適で健康的な生活環境を提供します。ここでは、その具体的なメリットについて説明します。

 

5-1. 室内空気質の向上

気密性の高い住宅は、外部からの花粉やPM2.5などの微粒子の侵入を防ぐため、室内空気質を向上させる効果があります。特にアレルギーや呼吸器系の疾患を持つ人々にとって、室内の空気質の改善は非常に重要です。

MIURA HOMEの高気密住宅では、外部からの微粒子の侵入が約70%減少することが示されています。※参考文献9 健康リスクが大幅に低減され、清潔で快適な住環境を保てます。

 

5-2. 結露の防止とカビの抑制

結露は、室内外の温度差が大きい場合に発生しやすく、カビやダニの発生原因となります。カビやダニは、アレルギーや喘息などの健康リスクを高めるため、これらを防ぐことが重要です。

気密性の高い住宅では、外部からの冷たい空気の侵入を防ぎ、室内の湿度を適切に管理することができるため、結露の発生を抑制します。

国土交通省の調査によると、C値0.5㎠/㎡以下の住宅では、結露の発生が一般的な住宅と比較して約80%減少することが確認されています。※参考文献10 その結果、カビやダニの発生を防ぎ、健康的な住環境を維持することにつながります。

 

6.まとめ

気密性の高い住宅は、冬でも暖かく夏でも涼しい、快適な住環境を提供します。

気密性が高い住宅は、エネルギー効率の向上、室内空気質の改善、健康リスクの低減など、多くのメリットをもたらしてくれます。

これから家づくりを検討する際には、気密性の高い住宅を選ぶことで、快適で健康的な住環境を実現することができるでしょう。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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参考文献・参考ページ

  1. MIURAHOME「高気密・高断熱住宅の特徴とメリット」
  2. 日本気密住宅協会「高気密住宅の施工技術」
  3. 環境省「住宅の気密性とエネルギー効率に関する調査」
  4. 厚生労働省「ヒートショックに関する情報」
  5. 日本政府「2030年に向けた温室効果ガス排出削減目標」
  6. 日本エネルギー機構「高気密・高断熱住宅のエネルギー効率に関する研究」
  7. 日本建築学会「高気密住宅の気密シーリング技術」
  8. 経済産業省「エネルギー消費の削減に関する報告書」
  9. 日本ウレタン工業協会「硬質ウレタンフォームの特性と用途」
  10. 国土交通省「住宅性能表示制度に関するガイドライン」

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