三浦恭輔 自己紹介へ

耐震性の高い住宅で家族を守るために知っておきたいこと

2024/10/01(火) コラム三浦恭輔

皆様こんにちは!

MIURA HOME営業担当の三浦恭輔です。

日本は地震が頻発する国であり、家族の安全を守るためには、住宅の耐震性が重要なポイントとなります。

耐震性の高い住宅を選ぶことで、地震による倒壊や損傷を防ぎ、家族の命と財産を守ることができます。

今回のコラムでは、耐震性の高い住宅が家族を守ってくれる理由と、そのために知っておくべきポイントについて詳しく解説します。

 

目次

1. 耐震性の重要性とは?
1-1. 耐震等級の基準
2. 耐震性の高い住宅が家族を守る理由
2-1. 建物の強度と剛性の向上
2-2. 耐力壁の配置と強化
2-3. 制震・免震技術の導入
3. 耐震性の高い住宅を選ぶポイント
3-1. 施工会社の実績と信頼性の確認
3-2. 建材の選定と設計の確認
3-3. 定期的なメンテナンスと耐震診断
4. 耐震性の高い住宅がもたらす経済的メリット
4-1. 地震保険料の割引
4-2. 住宅の資産価値の向上
4-3. 修繕・改修コストの削減
5. まとめ

参考文献・参考ページ

 

1. 耐震性の重要性とは?

地震の多い日本において、住宅の耐震性は居住者の安全を確保するために必要不可欠な要素です。

地震発生時には、住宅が倒壊したり損傷したりすることがあります。居住者の生命が脅かされるだけでなく、財産にも大きな被害が及ぶ可能も…。

そのため、耐震性の高い住宅を選ぶことは、地震リスクを軽減し、家族を守るためにも不可欠な要素だといえるでしょう。

 

1-1. 耐震等級の基準

住宅の耐震性は「耐震等級」という基準で評価されます。

耐震等級は、1から3までの3段階に分類。数字が大きいほど耐震性能が高いことを示します。※参考文献1

  • 耐震等級1:建築基準法で定められた最低限の耐震性能。震度6強から7程度の地震で倒壊しないことを想定。
  • 耐震等級2:耐震等級1の1.25倍の強度。主に学校や病院などの避難所に適用。
  • 耐震等級3:耐震等級1の1.5倍の強度。主に消防署や警察署などの防災拠点に適用。最も高い耐震性能を持つ。

耐震等級3の住宅は、震度7の大地震にも耐えられる構造を持ち、家族の安全を最大限に守ることができます。

 

2. 耐震性の高い住宅が家族を守る理由

耐震性の高い住宅は、地震に対しての耐久性や安全性が優れています。

その理由について、詳しく説明していきましょう。

 

2-1. 建物の強度と剛性の向上

耐震性の高い住宅では、建物の強度と剛性を高めるために、さまざまな設計と技術が用いられています。

例えば、耐震等級3の住宅では、耐震等級1の住宅と比較して1.5倍の強度を持つように設計されています。※参考文献2 震度7程度の大地震でも建物が倒壊しないことが確認されています。

国土交通省のデータによれば、耐震等級3の住宅は、耐震等級1の住宅と比較して約30%以上揺れを抑える効果があり、地震時の建物の損傷を大幅に減少させることが可能です。※参考文献3 地震発生時に家族の安全を守ることにつながります。

 

2-2. 耐力壁の配置と強化

耐震性の高い住宅では、耐力壁(建物の水平力を支える壁)の配置が最適化されており、建物全体の耐震性能を向上させています。

耐力壁は、地震時に建物が横揺れした際にその力を受け止める役割を果たします。

耐震等級3の住宅では、耐力壁の量と配置が最適化されており、地震時の建物の変形を最小限に抑えることが可能です。

日本建築学会の研究によれば、耐震等級3の住宅では、地震時の変形量が耐震等級1の住宅と比較して約50%減少することが確認されています。※参考文献4 建物の倒壊リスクを大幅に低減するだけでなく、家族の安全を確保することにもつながるでしょう。

 

2-3. 制震・免震技術の導入

耐震性の高い住宅では、地震時の揺れを抑制するために、制震技術や免震技術が導入される場合があります。

制震技術は、建物の揺れを吸収・減衰させる技術。

免震技術は建物と基礎の間に免震装置を設置して地震のエネルギーを伝わりにくくする技術です。

これらの技術を導入することで、耐震性の高い住宅は地震時の揺れを最大で60%程度減少させることができます。※参考文献5

特に、免震技術を導入した住宅では、地震の揺れが建物に直接伝わらないため、地震後も建物の損傷が少なく、復旧がスムーズにおこなえます。

 

3. 耐震性の高い住宅を選ぶポイント

耐震性の高い住宅を選ぶことで、家族を守ることができますが、そのためにはいくつかのポイントを押さえておく必要があります。

 

3-1. 施工会社の実績と信頼性の確認

耐震性の高い住宅を選ぶ際には、施工会社の実績と信頼性を確認することが重要です。

施工会社が耐震等級3の基準を満たすための技術と経験を持っているかを確認し、実績のある会社を選びましょう。

私たちMIURA HOMEなど、耐震性能に定評のある会社を選ぶことで、安心して家づくりを進めることができますよ。

 

3-2. 建材の選定と設計の確認

耐震性の高い住宅を実現するためには、使用される建材と設計が非常に重要です。

例えば、高強度の構造用合板や鉄筋コンクリートなど、耐震性に優れた材料を使用するようにしましょう。

また、耐力壁の配置や接合部の設計など、建物の構造設計が適切におこなわれているかを確認することも大切です。※参考文献6

 

3-3. 定期的なメンテナンスと耐震診断

耐震性の高い住宅も、定期的なメンテナンスと耐震診断が必要です。建物の経年劣化や使用状況に応じて耐震性能が低下することがあるため、定期的な点検を実施。必要に応じて、補強工事をおこないましょう。長期的に耐震性を維持できて、家族の安全を確保することにつながります。※参考文献7

 

4. 耐震性の高い住宅がもたらす経済的メリット

耐震性の高い住宅は、地震時の家族の安全を守るだけではありません。経済的なメリットも多くあります。

 

4-1. 地震保険料の割引

耐震性の高い住宅は、耐震性が高いため、地震保険の保険料が割引される場合があります。

一般的に、耐震等級1の住宅と比較して、耐震等級3の住宅では地震保険料が最大50%割引されることがあります。※参考文献8

例えば、年間の地震保険料が10万円の場合、耐震等級3の住宅であれば年間5万円の節約となり、30年間で約150万円の節約が可能です。

耐震性の高い住宅は、初期投資は高くても、長期的には大きな経済的メリットをもたらします。長期的な視点でみれば、保険料の節約になり、経済的な負担の軽減につながるでしょう。

 

4-2. 住宅の資産価値の向上

耐震性の高い住宅は、その高い耐震性能により、中古住宅市場でも高い評価を受けることが多くあります。特に、地震リスクが高い地域では、耐震性の高い住宅の需要が高く、売却時の価格も上昇する傾向にあります。

国土交通省の調査によれば、耐震等級3の住宅は、耐震等級1の住宅と比較して中古市場で約10〜20%高い価格で取引されることが報告されています。※参考文献9

耐震性の高い住宅を購入することは、将来的な資産価値の向上にもつながるでしょう。

 

4-3. 修繕・改修コストの削減

耐震性の高い住宅は、地震時の損傷が少なく、修繕や改修にかかるコストを削減することが可能です。

耐震等級1の住宅では、大地震後に大規模な修繕が必要になる場合が多いのですが、耐震等級3の住宅ではその必要性が大幅に減少します。建物の修繕や改修には、多額の費用がかかります。地震時に建物が損傷しにくい耐震性の高い住宅は、長期的にみて非常に経済的といえるでしょう。

日本建築学会の研究によれば、耐震等級3の住宅では、地震後の修繕費用が耐震等級1の住宅と比較して約70%削減されることが確認されています。※参考文献10

 

5. まとめ

耐震性の高い住宅を選ぶことは、家族の安全を守るための最良の選択肢だといえます。

耐震性の高い住宅は、地震に対する優れた耐久性と安全性を提供。家族の命と財産を守ります。

また、長期的には経済的なメリットも多く、保険料の節約や資産価値の向上、修繕コストの削減など、多くの利点があります。

これから家づくりを検討する際には、耐震性の高い住宅を選ぶことで、家族を守るための安心と安全を手に入れることにつながるでしょう。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

MIURA HOMEの標準性能は大村市と雲仙市愛野町にモデルハウスがございますので、いつでも体感することができます。

お気軽に問い合わせください!

 

健康快適でスタイルのある暮らしを皆様が実現できることを心より願っています。

 


モデルハウス情報はこちら

 


リノベーションモデルハウスはこちら

 

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

『ひとり一人の笑顔が続く家づくり』

九州 長崎 を中心に展開
創業50年の信頼と実績で
本物を追求したオーダーメイドの御提案を致します。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

お問い合わせ先
ルックブック(Instagram)

モデルハウス好評OPEN︎
┗ 雲仙市愛野町乙678
┗ 大村市黒丸町171-9

 

参考文献・参考ページ

  1. 国土交通省「住宅性能表示制度に関するガイドライン」
  2. 国土交通省「耐震等級と地震に対する安全性」
  3. 日本建築学会「住宅の耐震性能に関する研究」
  4. 日本建築学会「耐力壁の配置と耐震性能」
  5. 日本免震構造協会「制震・免震技術の概要」
  6. 日本建築学会「建材の選定と耐震設計」
  7. 日本建築学会「耐震診断と補強工事の重要性」
  8. 日本損害保険協会「地震保険料と耐震等級の関係」
  9. 国土交通省「住宅の資産価値に関する調査」
  10. 日本建築学会「地震後の修繕コストに関する研究」

このコラムを通じて、耐震性の高い住宅が家族を守る理由とそのために知っておくべきポイントについて理解を深めていただければ幸いです。

4ページ (全7ページ中)