皆様こんにちは!
MIURA HOME営業担当の三浦恭輔です。
11月11日は、1が並んでいることから『いい日』と言われています。
ということで、今回は住宅にとってのいいこと(メリット)である、高断熱住宅についてのお話です。
高断熱住宅とは、外気の影響を受けにくく、室内の温度を一定に保つことができる住宅のこと。
このような住宅を選ぶことで、快適な住環境を実現し、健康面や経済面でも大きなメリットが得られます。
今回のコラムでは、高断熱住宅の特徴やそのメリットについて詳しく解説しますね。
目次
1. 高断熱住宅の定義とその基準
1-1. 断熱材の選定と技術の進歩
2. 温度差の解消と健康的な暮らし
2-1. ヒートショック対策の重要性
3. エネルギー効率と経済的メリット
3-1. ライフスタイルの変化
4. 快適な室内環境の維持と居住者の満足度向上
5. 環境への配慮と持続可能な社会への貢献
6. 高断熱住宅の未来とMIURA HOMEの取り組み
7.まとめ
1. 高断熱住宅の定義とその基準
高断熱住宅とは、断熱性能が高く、室内の熱が外に逃げにくい構造を持つ住宅を指します。
日本では、住宅の断熱性能を評価する指標としてUa値(外皮平均熱貫流率)が用いられます。Ua値は、住宅の外壁や屋根、窓などを通じて失われる熱量を表すもので、値が小さいほど断熱性能が高いことを示します。
MIURA HOMEでは、Ua値が0.39W/㎡・K以下の断熱性能を標準としており、これは日本の住宅断熱性能の中でも非常に優れた数値です。断熱等級で言えば6以上、HEAT20でG2以上の基準を満たしています。そのため、冬は暖かく、夏は涼しい快適な室内環境を実現しています。
1-1. 断熱材の選定と技術の進歩
断熱性能を高めるためには、使用する断熱材の種類が重要です。
MIURA HOMEでは、硬質ウレタンフォームなどの高性能断熱材を使用。高い断熱性を確保しています。
さらに、最近ではセルロースファイバーなどの自然素材を使用した断熱材も注目されています。環境負荷を軽減しつつ、快適な住環境を実現することが可能です。
2. 温度差の解消と健康的な暮らし
高断熱住宅のメリットのひとつは、室内の温度差を最小限に抑えることができる点です。そのため、居住者の健康に大きなプラスの影響を与えることができるでしょう。
日本の住宅では、特に冬場において、部屋ごとの温度差が大きな問題となっています。
例えば、リビングが20℃に保たれている一方で、廊下や浴室が10℃以下になるケースは少なくありません。
このような急激な温度差は、ヒートショックと呼ばれる現象を引き起こします。ヒートショックとは、急激な温度変化により血圧が大きく変動し、心筋梗塞や脳卒中などのリスクが高まる現象です。
2-1. ヒートショック対策の重要性
厚生労働省のデータによれば、ヒートショックが原因と考えられる死亡者数は、年間約17,000人に上るとされています。これは、交通事故による死亡者数(約3,000人)の5倍以上に相当します。※参考文献1
高断熱住宅であれば、部屋間の温度差を最小限に抑え、こうしたリスクを大幅に減らすことが可能です。
3. エネルギー効率と経済的メリット
高断熱住宅のもうひとつの大きなメリットは、エネルギー効率の向上による経済的な面です。住宅の断熱性能が高いほど、冷暖房に必要なエネルギーが少なくて済むため、光熱費を抑えることにつながります。
環境省の調査によると、一般的な日本の住宅(Ua値0.87W/㎡・K)の年間暖房負荷は約3,000kWhとされています。
一方、Ua値が0.39W/㎡・Kの高断熱住宅では、年間暖房負荷が約1,200kWhに抑えられるとされています。※参考文献2 これは、年間で約1,800kWhものエネルギーを節約できる計算になります。
エネルギー価格を1kWhあたり27円とすると、年間で約48,600円の光熱費が節約できます。さらに、高断熱住宅では冷房負荷も低くなるため、夏場のエアコン使用量も削減でき、年間を通じての光熱費削減効果はさらに高まるでしょう。
3-1. ライフスタイルの変化
エネルギー効率の向上は、光熱費の削減だけでなく、住環境の質向上にもなります。
高断熱住宅に住むことで、冷暖房の効率が高まり、居住者は快適な温度を保ちながらエネルギー使用を最小限に抑えることが可能です。日常生活の中でエネルギーを意識する機会も増え、環境意識の向上にもつながるでしょう。
4. 快適な室内環境の維持と居住者の満足度向上
高断熱住宅では、室内の温度を一定に保てるため、季節を問わず快適な住環境を維持できます。これは居住者の満足度向上に直結するでしょう。
例えば、冬場においても床や壁が冷たくならず、冷えを感じることなく快適に過ごせます。
また、夏場には外からの熱気が入りにくく、涼しい室内環境を保てます。
高断熱住宅が提供するこのような快適性は、居住者の生活の質を向上させるだけでなく、住宅自体の資産価値を高める要素にもなります。
実際に、高断熱・高気密住宅は、中古住宅市場においても高い評価を受けており、売却時の価格が高くなる傾向があります。
5. 環境への配慮と持続可能な社会への貢献
高断熱住宅は、エネルギー消費量を抑えることで、二酸化炭素(CO2)の排出量削減にもつながります。これは、地球温暖化対策としても重要な役割を果たします。
日本政府は、2030年までに温室効果ガスの排出量を2013年比で26%削減する目標を掲げています。※参考文献3 高断熱住宅の普及は、この目標達成に向けた重要なステップとなるでしょう。
断熱性能の高い住宅は、少ないエネルギーで室内環境を快適に保てるため、エネルギー効率の面でも優れており、持続可能な社会の実現に向けた一翼を担っています。
快適で経済的な暮らしを実現しつつ、環境保全にも貢献できる高断熱住宅は、非常に価値のある選択肢だと言えるでしょう。
6. 高断熱住宅の未来とMIURA HOMEの取り組み
MIURA HOMEでは、Ua値=0.39W/㎡・K以下の断熱性能を標準としており、硬質ウレタンフォームなどの高性能断熱材を使用。高断熱・高気密な住宅を提供し、居住者の健康と快適性、そして経済的メリットを追求しています。
さらにMIURA HOMEは、HEAT20 G2基準を満たす家づくりをおこなうことで、温度差のない健康的な住環境を実現しています。
これらの取り組みにより、MIURA HOMEの住宅は健康面でのリスクを減らし、経済的な負担を軽減し、持続可能な社会への貢献も果たしています。
7.まとめ
高断熱住宅は、温度差をなくして健康的な暮らしを実現するための最良の選択肢です。
MIURA HOMEが提供する高断熱住宅は、居住者に快適で健康的な生活を提供し、経済的な負担を軽減しつつ、環境にも優しい住宅です。
これから家づくりを考える際には、高断熱住宅のメリットをしっかりと理解し、長期的な視点で理想の住まいを選びましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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参考文献・参考ページ
- 厚生労働省「ヒートショックに関する情報」
- 環境省「住宅の断熱性能とエネルギー効率に関する調査」
- 日本政府「2030年に向けた温室効果ガス排出削減目標」