皆様こんにちは!
MIURA HOME営業担当の三浦恭輔です。
集合住宅は、住戸が密集しているため外気の影響を受けにくい方、建物の構造や仕様によって断熱性能に大きな差が生じます。
今回のコラムは、集合住宅の性能について解説してきますね。
目次
1. 断熱性能の指標
2. 集合住宅の断熱性能の比較
2-1. 構造別の断熱性能差
①木造(W造)
②鉄骨造(S造)
③鉄筋コンクリート造(RC造)
④鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)
2-2. 住戸別の断熱性能差
2-3. 窓・開口部の影響
3. 断熱性能差による影響
4. まとめ
1. 断熱性能の指標
集合住宅の断熱性能を評価する際、以下の指標が用いられます。
-
Ua値(外皮平均熱貫流率):W/㎡K
建物の外皮(壁・屋根・床・窓)からの熱の逃げやすさを示す指標。数値が低いほど断熱性能が高い。 -
C値(相当面積):㎠/㎡の
気密性を示す指標。数値が低いほど隙間が少なく、断熱効果が発揮されやすい。 -
ηA値(平均日射熱取得率)
日射による熱取得量を評価する指標。
2. 集合住宅の断熱性能の比較
それでは、集合住宅の断熱性能について比較していきましょう。
2-1. 構造別の断熱性能差
集合住宅の断熱性能は、建築構造によって大きく異なります。
各構造ごとのUa値の比較
構造 | 主な使用建材 | 平均的なUa値(W/㎡K) |
---|---|---|
木造(W造) | 木材+断熱材 | 0.3~0.6 |
鉄骨造(S造) | 鋼材+断熱材 | 0.5~1.0 |
鉄筋コンクリート造(RC造) | コンクリート+断熱材 | 0.4~0.8 |
鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造) | 鉄骨+コンクリート+断熱材 | 0.4~0.7 |
①木造(W造)
木造(W造)は断熱材が施工しやすいため、Ua値が0.3~0.6と低く抑えられます。
外気の影響を受けやすいので、外壁の断熱強化が必要です。
②鉄骨造(S造)
鉄の熱伝導率が高いため、じゅうぶんな断熱材で施工しないと、断熱性能が低下します。
Ua値は0.5~1.0と幅がありますが、気密施工が不十分だと結露リスクが高まります。
③鉄筋コンクリート造(RC造)
鉄筋コンクリート造は蓄熱効果があるため、外気温の影響を受けにくい特徴があります。
Ua値は0.4~0.8で、使用する断熱材の仕様によって異なります。
④鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)
鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)は鉄筋コンクリート造(RC造)と同じく蓄熱効果が高く、外気温の影響を受けにくい特徴があります。
ただし、鉄骨部分では熱が伝わりやすいため、熱橋が発生しやすくなります。そのため、鉄骨部分には特に重点的な断熱強化が必要となります。
2-2. 住戸別の断熱性能差
同じ集合住宅でも、住戸の位置によって断熱性能に違いがあります。
住戸別の外気温の影響
階層 | 外気との接触面 | 断熱性能の傾向 |
---|---|---|
最上階 | 屋根+外壁 | 外気の影響が最も大きい |
中間階 | 外壁のみ | 近隣住戸に囲まれ、外気の影響が少ない |
最下階 | 床+外壁 | 床からの冷えがある |
上記の表のとおり、最上階は屋根からの熱損失が大きくなるため、冬は寒く、夏は暑くなります。
中間階は四方を住戸に囲まれているため、外気の影響が少なく、最も高い断熱性能だといえるでしょう。
最下階は床からの冷気の影響があり、断熱材が不足していると寒くなりやすいです。
具体的な値の違い
階層 | 平均的なUa値(W/㎡K) |
---|---|
最上階 | 0.5~0.7 |
中間階 | 0.3~0.5 |
最下階 | 0.4~0.6 |
2-3. 窓・開口部の影響
集合住宅の断熱性能を大きく決めるのが、窓の仕様です。
窓の種類別の熱貫流率(Uw値)
窓の仕様 | Uw値(W/㎡K) |
---|---|
単板ガラス+アルミサッシ | 4.65 |
複層ガラス+アルミサッシ | 3.49 |
Low-E複層ガラス+アルミサッシ | 2.91 |
Low-E複層ガラス+樹脂サッシ | 1.67 |
トリプルガラス+樹脂サッシ | 0.8 |
一般的な集合住宅(RC造)の窓はUw値2.9~4.6で、断熱性能が低いのが特徴的です。
また、高性能な集合住宅はUw値1.0前後の窓を採用しているため、断熱性能が向上します。
窓が占める断熱性能の割合
住戸タイプ | 窓面積の割合 | 窓の影響 |
---|---|---|
一般的なRC造 | 20~30% | 高い |
高性能集合住宅 | 10~20% | 低い |
引用元:LIXIL | 感染症、厳しい寒さの減災を知る | 災害から家族をまもる、家をつくろう。減災プロジェクト
3. 断熱性能差による影響
集合住宅の断熱仕様によって冷暖房負荷が異なります。
住戸仕様 | 冷暖房エネルギー消費量(年間) |
---|---|
一般的なRC造(Ua=0.7) | 12,000~15,000kWh |
高断熱RC造(Ua=0.4) | 7,000~10,000kWh |
高断熱木造(Ua=0.3) | 5,000~8,000kWh |
4. まとめ
集合住宅の断熱性能は、建築構造、階数、窓の仕様などによって大きく異なります。
鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)や鉄筋コンクリート造(RC造)の場合、外気の影響を受けにくく、断熱性能が高くなる一方で、木造や鉄骨造(S造)は比較的断熱性能が低くなりがちです。
また、最上階や最下階は外気温の影響を受けやすく、寒暖差が大きくなるため、断熱性能が低くなる傾向があります。中間階は上下に部屋がある関係で外気の影響を受けにくく、最も断熱性能が高いといえるでしょう。
さらに、高性能窓を採用することで、熱の出入りを抑え、断熱性能を大きく向上させることができます。
今回紹介した内容をもとに、ぜひ、住宅を検討する際の参考にしてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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参考文献・参考ページ
- 国土交通省:「住宅の断熱基準とエネルギー省」
https://www.mlit.go.jp - HEAT20:「高断熱住宅の基準」
https://www.heat20.jp