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アトピー性皮膚炎と住まいの温熱環境の関係

2025/03/26(水) 三浦恭輔コラム

皆様こんにちは!

MIURA HOME営業担当の三浦恭輔です。

アトピー性皮膚炎は、日本国内で患者数が約100万人以上いるとされる慢性的な皮膚疾患です。、肌にかゆみや炎症を伴い、生活の質を大きく低下させることにつながります。

今回のコラムでは、アトピー性皮膚炎と住まいの温熱環境の関係と、症状を和らげるためにはどのような住環境が適しているかについて、一緒に考えていきましょう。

 

目次

1. 住まいの温熱環境がアトピー性皮膚炎に与える影響
1-1. 室温が低いと皮膚のバリア機能が低下
1-2. 低湿度がアトピー症状を悪化させる
1-3. 温度差が皮膚のストレスを増大
2. アトピー性皮膚炎の症状を軽減する住環境の条件
2-1.高断熱・高気密住宅(G3レベル)の導入
2-2. 第一種換気(熱交換換気)で湿度を一定に保つ
3. まとめ

参考文献・参考ページ

 

1. 住まいの温熱環境がアトピー性皮膚炎に与える影響

アトピー性皮膚炎は遺伝的要因もありますが、住環境がアトピーの症状に与える影響が大きいことが近年の研究で明らかになっています。

特に、住まいの温熱環境(温度・湿度・空気質)が、皮膚のバリア機能に大きく関係しており、断熱性能の低い住宅や温度・湿度が不安定な環境では、アトピー症状が悪化しやすいといわれています。

 

1-1. 室温が低いと皮膚のバリア機能が低下

室温が低いと、皮膚の表面温度が下がり、皮脂の分泌量が減少。

皮脂は肌の保護膜として機能し、外部からの刺激を防ぐ重要な役割を持っています。しかし室温15℃以下の環境では、皮脂の分泌が30%以上減少するといわれています。

断熱性の低い住宅と室温の関係

住宅の断熱性能(Ua値) 冬の最低室温 皮膚の乾燥リスク
0.87(従来の住宅) 10℃以下
0.46(G2住宅) 12~15℃
0.26(G3住宅) 15~18℃

データ(日本皮膚科学会)

  • 室温が18℃未満の住環境では、アトピー性皮膚炎の症状が40%以上悪化
  • 15℃以下になると、皮脂の分泌量が通常の60%程度に低下し、皮膚の乾燥が進行

 

1-2. 低湿度がアトピー症状を悪化させる

冬場の湿度が40%以下になると、皮膚の水分量が低下。乾燥によるかゆみが増大します。

アトピー性皮膚炎の患者はもともと皮膚のバリア機能が弱いため、湿度の低下が症状を悪化させる可能性があります。

湿度管理の重要性

室内湿度 皮膚の水分保持率 かゆみの強さ
50%以上 安定(90%以上維持)
40%以下 水分蒸発が増加
30%以下 急激な乾燥、ひび割れ発生

データ(国立環境研究所)

  • 湿度50%以上を維持すると、アトピー性皮膚炎のかゆみが約30%軽減
  • 湿度40%以下では、肌の水分蒸発が通常の1.5倍に増加

 

1-3. 温度差が皮膚のストレスを増大

寒い部屋と暖かい部屋を行き来すると、体が急激な温度変化にさらされます。すると皮膚の血流が乱れ、かゆみを引き起こしやすくなります。

特に、リビングと寝室・浴室の温度差が10℃以上あると、皮膚のバリア機能が低下するといわれています。

G3住宅と従来住宅の温度差比較

住宅の断熱性能 温度差 皮膚ストレス
0.87(従来の住宅) 10℃以上
0.46(G2住宅) 5℃以内
0.26(G3住宅) 3℃以内

データ(日本建築学会)

  • 室温差が5℃以内に抑えられると、アトピー症状の悪化が約50%減少
  • 10℃以上の温度差がある場合、皮膚のストレスホルモン(コルチゾール)が30%以上増加

 

2. アトピー性皮膚炎の症状を軽減する住環境の条件

アトピー性皮膚炎の症状を軽減させるためには、住環境を整える必要があります。

 

2-1.高断熱・高気密住宅(G3レベル)の導入

高断熱・高気密住宅の場合、室温と湿度を一定に保つことができるため、アトピー性皮膚炎の症状悪化を防ぐことにつながります。

G3住宅のような高断熱住宅では、冬でも室温が15℃以上に保たれ、皮膚の乾燥を防げるでしょう。温度差も少なくなるため、皮膚へのストレスも抑えることができるのです。

 

G3住宅のメリット

  • 冬でも室温15℃以上を維持し、皮膚の乾燥を防ぐ
  • 湿度管理がしやすく、乾燥によるかゆみを軽減
  • 温度差が少なく、皮膚ストレスを最小限に抑える

 

2-2. 第一種換気(熱交換換気)で湿度を一定に保つ

湿度が低下しすぎるのを防ぐためには、第一種換気(熱交換換気)を導入しましょう。

室内の湿度を50%前後に維持できるため、適切な湿度管理が可能となり、アトピー性皮膚炎の症状を軽減することにつながるのです。

データ(国立建築研究所)

  • 第一種換気を導入すると、湿度変動が約30%軽減
  • アトピー性皮膚炎のかゆみ症状が約25%減少

 

3. まとめ

低断熱住宅では、室温低下により皮脂分泌が減少。湿度が40%以下になると、肌の水分蒸発が増えて、かゆみが強まります。

さらに、室温差が10℃以上あると、皮膚のストレスが増大。アトピー症状が悪化しやすくなるといわれています。

しかしG3住宅(Ua値0.26以下、C値0.3以下)なら、室温・湿度を一定に維持することが可能です。第一種換気システムを導入することで、湿度を安定させ、皮膚の保湿力を向上させることにつながります。

高断熱・高気密住宅+適切な湿度管理をすることで、住環境を整え、快適で健康的な暮らしを実現しましょう。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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参考文献・参考ページ

  1. 日本皮膚科学会:「アトピー性皮膚炎と環境因子」
  2. 国立環境研究所:「湿度と皮膚バリア機能の関係」
  3. HEAT20:「G2・G3住宅の基準とメリット」