皆様こんにちは!
MIURA HOME営業担当の三浦恭輔です。
日本は世界でもトップクラスの長寿国ですが、健康寿命(自立した生活ができる期間)は平均寿命よりも短く、平均で約10年のギャップがあります。これは、高齢になった際に病気や介護が必要になる期間が長いことを意味します。
今回のコラムでは、健康の家づくりとしてG3住宅(Ua値0.26以下、C値0.3以下)を選ぶメリットについて解説していきましょう。
目次
1. 低断熱住宅の健康リスク
1-1. 冷えによる血圧上昇とヒートショック
1-2. 低温環境が免疫力を低下させる
2. G3住宅の健康長寿への貢献
2-1.G3住宅の温熱環境と健康寿命
2-2.室内の温湿度が整い、呼吸器疾患リスクを低減
2-3.睡眠の質を向上させ、認知症リスクを軽減
3. 長崎での家づくりにおすすめのG3住宅
3-1. 長崎の気候に適した住宅性能
4. まとめ
1. 低断熱住宅の健康リスク
健康長寿のためには、食事や運動だけでなく、住環境の改善も重要です。
特に、寒さによる温度差が健康リスクを高めることがわかっています。高断熱・高気密住宅(G3レベル)で快適な住環境を整えることで、健康長寿につながるでしょう。
1-1. 冷えによる血圧上昇とヒートショック
寒い家での室温差……特に冬場には10℃以下に下がることが多く、その影響で血圧が急上昇。心筋梗塞や脳卒中などのリスクが高まるといわれています。
温度差が大きい家の特徴
- リビング:20℃、寝室:10℃以下、浴室・トイレ:5℃以下
- 温度差10℃以上でヒートショックリスク増大
- 血圧が急変し、脳卒中や心筋梗塞の原因に
データ(厚生労働省調査)
- 冬季に血圧が急上昇する高齢者の割合は、低断熱住宅で2倍以上
- 年間19,000人以上がヒートショック関連の事故で死亡(交通事故の約5倍)
引用元:LIXIL | 室温が体に影響を与える『ヒートショック』とは?症状や対策、なりやすい人 | 災害から家族をまもる、家をつくろう。減災プロジェクト
1-2. 低温環境が免疫力を低下させる
室温が低いと、体温が下がり、免疫機能が低下します。
特に室温が15℃以下になると、風邪やインフルエンザの発症率が大幅に上昇するといわれています。
G3住宅で免疫力を維持するメリット
- 冬の最低室温15℃以上を維持
- 湿度管理がしやすく、ウイルスの活動を抑制
- 室温安定で体温低下を防ぎ、免疫機能を強化
データ(国立感染症研究所)
- 室温18℃以下では、風邪・インフルエンザの発症率が約50%増加
- 15℃以下では免疫細胞の活動が30%以上低下
2. G3住宅の健康長寿への貢献
高断熱・高気密住宅(G3レベル)を選ぶことで、快適な住環境を整えられます。健康的に過ごせるようになり、その結果、健康長寿につながることが期待できます。
2-1.G3住宅の温熱環境と健康寿命
G3住宅(Ua値0.26以下、C値0.3以下)は、家全体の温度を一定に保つことが可能です。寒暖差を最小限に抑えられるため、血圧変動の抑制につながるでしょう。
G3住宅と従来住宅の室温比較
住宅の断熱性能(Ua値) | 最低室温(冬季) | 室内の温度差 |
---|---|---|
0.87(従来の住宅) | 10℃以下 | 10℃以上 |
0.46(G2住宅) | 12~15℃ | 5℃以内 |
0.26(G3住宅) | 15~18℃ | 3℃以内 |
2-2.室内の温湿度が整い、呼吸器疾患リスクを低減
低断熱住宅では、冬の乾燥と結露が発生しやすく、カビ・ダニの繁殖や呼吸器疾患の悪化につながります。
しかし高断熱・高気密住宅(G3レベル)にすることで、温湿度を一定に維持。カビやダニの繁殖を抑制し、呼吸器疾患のリスクの低減が期待できます。
G3住宅の湿度管理のメリット
- 結露を防ぎ、カビやダニの発生を抑制
- 冬場の湿度を50%前後に維持し、呼吸器疾患リスクを低減
- 快適な湿度管理が可能なため、喉や気管を守る
データ(日本呼吸器学会)
- 湿度70%以上の環境ではカビの繁殖が3倍
- 冬の湿度40%以下ではぜんそくやアレルギー症状が悪化
2-3.睡眠の質を向上させ、認知症リスクを軽減
睡眠の質の低下は、認知症や生活習慣病のリスクを高めるといわれています。
特に、寝室温度が低すぎると深い睡眠が減少。認知機能の低下につながる可能性があります。
G3住宅(Ua値0.26以下、C値0.3以下)は室温を一定に保てる特徴があるため、寝室の温度も維持できます。室温が安定していれば、深い睡眠が可能となり、睡眠の質の向上にもつながることでしょう。
G3住宅の快適な睡眠環境
- 寝室温度が一定(15℃以上)に保たれる
- 深い睡眠が確保され、認知機能の低下を防ぐ
- 快適な湿度で喉の乾燥や呼吸器トラブルを予防
データ(日本睡眠学会)
- 寝室温度が10℃以下では、深い睡眠(ノンレム睡眠)の割合が30%以上減少
- 18℃以上の寝室では、熟睡感が向上し、認知機能低下のリスクが40%低減
3. 長崎での家づくりにおすすめのG3住宅
長崎県で家づくりを検討している場合も、温湿度が一定に保てるG3住宅(Ua値0.26以下、C値0.3以下)がおすすめです。
3-1. 長崎の気候に適した住宅性能
長崎県は温暖な気候ですが、冬は底冷えしやすいため、高断熱・高気密住宅(G3レベル)+パッシブデザインが理想です。
推奨される住宅性能
性能基準 | 推奨値 |
---|---|
気密性能(C値) | 0.3以下 |
断熱性能(Ua値) | 0.26以下(G3レベル) |
換気システム | 第一種換気(熱交換換気) |
4. まとめ
G3住宅であれば、冬の最低室温15℃以上を維持し、健康リスクを大幅に低減することが期待できます。室温が一定に保てると、温度差による血圧の急変を防げるため、ヒートショックのリスクを最小限に抑えられることにつながります。
また、快適な湿度管理が可能となり、ダニ・カビの繁殖を抑えられ、呼吸器疾患の予防が期待できます。
快適な室内であれば、深い睡眠が可能となり、認知症リスクの軽減になるかもしれません。
G3住宅は、ただの省エネ住宅ではありません。快適な暮らしが実現する「健康住宅」なのです。
長崎県で住宅やリフォームをご検討のかたは、高気密(C値0.3以下)高断熱(Ua値0.26以下)+パッシブデザイン住宅を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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参考文献・参考ページ
- 国土交通省:「住宅の断熱性能と健康影響」
https://www.mlit.go.jp - 厚生労働省:「高齢者の健康と住環境の関係」
https://www.mhlw.go.jp - HEAT20:「G2・G3住宅の基準とメリット」
https://www.heat20.jp