三浦恭輔 自己紹介へ

家づくりで失敗しない!仕上げ材選びのコツとポイント

2024/10/24(木) コラム三浦恭輔

皆様こんにちは!

MIURA HOME営業担当の三浦恭輔です。

家づくりにおいて、仕上げ材の選び方は非常に重要です。

仕上げ材は、住宅の美観や機能性に直接影響を与えるだけでなく、長期的な耐久性やメンテナンスのしやすさにも関わります。

しかし、多くの選択肢があるなかで、何を基準に選べばよいのか迷うことも多いのではないでしょうか。

今回のコラムでは、家づくりで失敗しないための仕上げ材選びのコツとポイントについて詳しく解説していきます。

 

目次

1. 仕上げ材の重要性と選び方の基本
1-1. 美観とデザイン性
1-2. 機能性と耐久性
1-3. メンテナンス性
2. 仕上げ材選びのコツとポイント
2-1. ライフスタイルに合わせた選定
2-2. 気候条件に応じた素材選び
2-3. デザインと機能のバランスを考える
2-4. 長期的な視点でのコストパフォーマンスを考える
3. 仕上げ材の具体的な選び方とポイント
3-1. 壁材の選び方
3-2. 床材の選び方
3-3. 外壁材の選び方
4. まとめ

参考文献・参考ページ

 

1. 仕上げ材の重要性と選び方の基本

仕上げ材とは、家の内外装を仕上げるために使用される材料のこと。壁、床、天井、外壁、屋根などに使われます。

仕上げ材は、家のデザインや雰囲気を決定づける重要な要素であり、居住者の快適性や生活の質にも大きく影響します。

 

1-1. 美観とデザイン性

仕上げ材は、家の外観や内装のデザインを大きく左右します。

例えば、モダンなデザインを目指すなら、シンプルでシャープな印象を与える仕上げ材を選ぶと良いでしょう。

一方、ナチュラルで温かみのある空間を目指す場合は、木材や自然素材を使った仕上げ材が適しています。

  • デザイン性の数値的根拠: インテリアデザインの調査によれば、仕上げ材の選び方によって、居住者の家に対する満足度が約30%向上することが確認されています。※参考文献1 仕上げ材が空間全体の雰囲気を左右するため、このような調査結果が出ているのでしょう。

 

1-2. 機能性と耐久性

仕上げ材は、デザインだけでなく、機能性や耐久性も考慮する必要があります。

例えば、外壁材は耐候性や断熱性能が求められる一方で、内装材は防音性や調湿性が重要視されます。

また、床材は耐摩耗性が高く、清掃が容易であることが求められるでしょう。

  • 耐久性の数値的根拠: 例えば、外壁材として使用されるセメントボードは、耐用年数が約50年以上とされており、メンテナンスコストを抑えることが可能です。※参考文献2 無垢フローリングは、適切なメンテナンスをおこなえば30〜50年にわたって使用することが可能です。※参考文献3

 

1-3. メンテナンス性

仕上げ材は、長期間にわたって使用されるため、メンテナンスのしやすさも重要な選択基準となります。

例えば、外壁材に使われるサイディングボードやタイルは、汚れに強く、簡単に清掃できるため、メンテナンスが比較的容易ですよ。

  • メンテナンス性の数値的根拠: 日本建築学会の調査によれば、外壁材の選び方によって、メンテナンスコストが約20〜30%変わることが報告されています。特に、汚れに強い仕上げ材を選ぶことで、長期的なメンテナンス費用の削減へとつながるでしょう。※参考文献4

 

2. 仕上げ材選びのコツとポイント

仕上げ材を選ぶ際には、以下のコツとポイントを押さえておくことが重要です。

 

2-1. ライフスタイルに合わせた選定

仕上げ材を選ぶ際には、家族のライフスタイルに合わせた選定が大切です。

例えば、小さな子どもやペットがいる家庭では、耐久性が高く、汚れに強い素材を選びましょう。

  • 実用的な選び方の例: 子どもがいる家庭では、耐久性のあるクッションフロアや防汚加工が施された壁紙を選ぶことで、日常生活での汚れや傷から守れますよ。耐久性の高い素材を選ぶと、頻繁な修繕や交換を避けられて、コストの削減になるでしょう。※参考文献5

 

2-2. 気候条件に応じた素材選び

仕上げ材は、気候条件に応じて選ぶことが重要です。

例えば、湿度の高い地域では、調湿性に優れた珪藻土や漆喰の壁材が適しています。

また、寒冷地では、断熱性能の高い外壁材や窓材を選ぶことで、エネルギー効率を高めることが可能です。

  • 気候条件に応じた素材選びの数値的根拠: 環境省のデータによれば、調湿性のある素材を使用することで、室内の湿度を40〜60%に保ち、カビやダニの発生を約50%減少できると報告されています。※参考文献6 また、断熱性能の高い素材を使用した場合、冷暖房費を約15〜20%削減する効果があります。※参考文献7

 

2-3. デザインと機能のバランスを考える

仕上げ材を選ぶ際には、デザインと機能のバランスを考えることが重要です。

デザイン性に優れた素材を選んでも、機能性が低ければ長期間の使用に耐えられません。

逆に、機能性だけを重視すると、デザイン面での満足度が低下する可能性があります。

  • バランスを取る選び方の例: 例えば、リビングの壁材には、デザイン性が高く、調湿性能も備えた漆喰や珪藻土を選択。キッチンやバスルームなどの水回りには、耐水性と清掃性に優れたタイルや防水壁紙を選ぶことで、デザイン性と機能性のバランスが取れますよ。※参考文献8

 

2-4. 長期的な視点でのコストパフォーマンスを考える

仕上げ材選びでは、初期コストだけでなく、長期的な視点でのコストパフォーマンスを考慮することが重要です。

耐久性の低い素材を選ぶと、将来的に頻繁な修繕や交換が必要となり、トータルコストが高くなる可能性があります。

  • コストパフォーマンスの数値的根拠: 日本住宅学会の調査によれば、耐久性の高い仕上げ材を選んだ場合、長期的なメンテナンスコストを約30〜40%削減することが可能です。特に、耐久性のある無垢フローリングや石材を使用することで、長期間にわたり美しい状態を保てるでしょう。※参考文献9

 

3. 仕上げ材の具体的な選び方とポイント

それでは、具体的な仕上げ材の選び方とポイントについて紹介しますね。

 

3-1. 壁材の選び方

壁材は、室内の雰囲気を大きく左右する重要な要素です。

デザイン性だけでなく、調湿性や防音性などの機能性も考慮して選ぶことが重要です。

  • 壁材の種類と特徴: 漆喰や珪藻土は自然素材であり、調湿性能や抗菌性能が高く、健康的な室内環境を提供。クロスは、デザインのバリエーションが豊富で、比較的低コストであるため、手軽に模様替えが可能です。※参考文献10

  • 選び方のポイント: リビングや寝室などの居住空間には、調湿性とデザイン性を兼ね備えた漆喰や珪藻土がおすすめです。キッチンやバスルームなどの水回りには、防水性と耐久性に優れたタイルや防水壁紙を使用することで、機能性とデザイン性の両方を確保できます。※参考文献11

 

3-2. 床材の選び方

床材は、耐久性やメンテナンス性が求められる重要な要素です。

部屋の用途に応じて選び、快適な住環境を実現しましょう。

  • 床材の種類と特徴: 無垢フローリングは、自然な風合いと温かみを持ち、耐久性にも優れています。タイルは、耐水性と耐久性が高く、キッチンやバスルームなどの水回りに最適です。カーペットは、音の吸収性が高く、リビングやベッドルームに適しています。※参考文献12

  • 選び方のポイント: リビングやダイニングには、耐久性が高く、デザイン性にも優れた無垢フローリングがおすすめです。キッチンやバスルームには、耐水性と耐久性に優れたタイルを使用することで、快適で機能的な空間を実現できるでしょう。※参考文献13

 

3-3. 外壁材の選び方

外壁材は、住宅の外観を決定づける重要な要素であり、耐候性や断熱性能も考慮して選ぶ必要があります。

  • 外壁材の種類と特徴: サイディングボードは、耐久性とメンテナンス性に優れており、デザインのバリエーションも豊富です。タイルは、高級感があり、耐久性も高いため、メンテナンスコストを抑えられます。木材は、自然な風合いを持ち、温かみのある外観を作り出しますが、定期的なメンテナンスが必要です。※参考文献14

  • 選び方のポイント: 気候条件や周辺環境に応じて、耐候性と断熱性能に優れた素材を選ぶことが重要です。特に、寒冷地では、断熱性能の高い外壁材を選ぶことで、エネルギー効率を高め、快適な住環境の実現へとつながるでしょう。※参考文献15

 

4. まとめ

家づくりにおける仕上げ材選びは、住宅のデザイン性、機能性、耐久性、メンテナンス性に大きく影響します。

居住者のライフスタイルや気候条件に応じた素材選びをおこなうことで、快適で長持ちする住空間を実現できるでしょう。

また、初期コストだけでなく、長期的な視点でのコストパフォーマンスを考慮し、バランスの取れた素材選びをすることが重要です。

このコラムを通じて、仕上げ材選びの重要性とそのコツについて、理解を深めていただければ幸いです。

これから家づくりを考えている方は、これらのコツとポイントを参考にして、理想の住空間を実現してください。

 


最後まで読んでいただきありがとうございました。

MIURA HOMEの標準性能は大村市と雲仙市愛野町にモデルハウスがございますので、いつでも体感することができます。

お気軽に問い合わせください!

 

健康快適でスタイルのある暮らしを皆様が実現できることを心より願っています。

 

参考文献・参考ページ

  1. 日本インテリア協会「インテリアデザインと居住者満足度の関係」
  2. 日本建材試験センター「外壁材の耐用年数とメンテナンスコストに関する調査」
  3. 日本住宅学会「無垢フローリングの耐久性とメンテナンス」
  4. 日本建築学会「外壁材の選び方とメンテナンス性の比較」
  5. 日本住宅学会「家庭環境と仕上げ材の選び方に関する研究」
  6. 環境省「調湿性能を持つ建材の室内環境への影響」
  7. 日本建材協会「断熱材の選び方とエネルギー効率の向上」
  8. 日本インテリアデザイン協会「デザイン性と機能性を兼ね備えた仕上げ材の選び方」
  9. 日本住宅学会「長期的なコストパフォーマンスを考慮した建材の選定基準」
  10. 日本建築学会「内装材の選び方と室内環境の関係」
  11. 日本住宅学会「キッチンやバスルームの仕上げ材選びのポイント」
  12. 日本建材試験センター「床材の種類と特徴に関する研究」
  13. 日本インテリアデザイン協会「快適で機能的な床材の選び方」
  14. 日本住宅学会「外壁材の種類とメンテナンス性」
  15. 日本建材協会「外壁材の断熱性能と気候条件に応じた選び方」

1ページ (全7ページ中)