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高断熱住宅を選ぶべき5つの理由

2024/09/28(土) コラム三浦恭輔

皆様こんにちは!

MIURA HOME営業担当の三浦恭輔です。

住宅の断熱性能は、住まいの快適性、エネルギー効率、健康、経済性、そして環境への影響に大きく関わっています。

日本の気候は四季がはっきりしており、冬の寒さや夏の暑さに対応するためには、断熱性能の高い住宅が必要不可欠です。

しかし、高断熱住宅であれば、これらの課題に対応が可能。快適で持続可能な生活を実現するための優れた選択肢といえるでしょう。

今回のコラムでは、高断熱住宅を選ぶべき5つの理由について、数値的根拠を交えながら詳しく解説していきます。

 

目次

1. エネルギー効率の向上と光熱費の削減
2. 快適な室内環境の維持
3. 健康リスクの低減
4. 長期的な経済メリット
5. 環境への貢献
6.まとめ

 

1. エネルギー効率の向上と光熱費の削減

高断熱住宅の最も大きなメリットの一つは、エネルギー効率の向上です。

断熱性能が高い住宅は、外気の影響を受けにくく、室内の温度を一定に保つことができます。これにより、冷暖房の効率が大幅に向上し、エネルギー消費を削減することにつながります。

例えば、一般的な日本の住宅(Ua値0.87W/㎡・K)と比較してみると、高断熱住宅(Ua値0.39W/㎡・K)の年間暖房負荷は約60%削減されるとされています。この差について、冬季の暖房費で考えてみましょう。

電気料金を1kWhあたり27円と仮定します。一般的な住宅の年間暖房エネルギー消費量が約3,000kWhであるのに対し、高断熱住宅では約1,200kWhに抑えられます。その結果、年間で約48,600円の暖房費の節約になります。

断熱性能が高い住宅は外気の影響を受けにくいため、夏季の冷房負荷も減少します。

一般的な住宅の年間冷房負荷が約1,500kWhとすると、高断熱住宅では約900kWhに抑えられ、年間で約16,200円の冷房費が節約可能です。エネルギー消費の激しい冬季も夏季も負荷が減るため、年間を通じて大きな光熱費の削減が期待できるといえるでしょう。

 

2. 快適な室内環境の維持

高断熱住宅は外気温の影響を受けにくいため、室内の温度が安定し、快適な環境を保つことができます。

冬季には外の寒さから、夏季には外の暑さから室内を守ることで、居住者は一年中快適に過ごすことが可能です。

例えば、冬の寒い日の一般的な住宅で考えてみましょう。リビングで暖房をつけて20℃になっていたとしても、廊下や浴室は外気温の影響で10℃以下になることが多く、温度差が大きくなりがちです。

しかし高断熱住宅では、外気温の影響を受けにくいため、リビングと他の部屋の温度差が1〜2℃程度に抑えられます。これにより、どの部屋でも快適な温度を維持でき、温度差による不快感が軽減されます。

また、夏季には外部からの熱の侵入を防ぐため、室内の温度が涼しく保たれます。外気温が35℃を超える猛暑日でも、高断熱住宅ではエアコンの効率が高まり、室内の温度を26℃程度に保つことができます。その結果、夏場のエアコンの使用頻度が減り、居住者への体の負担が少ない快適な室内環境を維持することが可能です。

室内環境が快適であれば、心身の健康にもプラスの影響を与えるため、ストレスの軽減にもつながるでしょう。

 

3. 健康リスクの低減

高断熱住宅は、室内の温度差を抑えることで、健康リスクを低減します。

特に、冬季にはヒートショックのリスクが大幅に減少します。ヒートショックとは、急激な温度変化により血圧が急激に変動し、心筋梗塞や脳卒中などのリスクを高める現象のことです。

厚生労働省によると、日本では年間約17,000人がヒートショックが原因で死亡していると推定されています。

このリスクを減らすためには、室内の温度差を最小限に抑えることが重要です。

高断熱住宅では、リビングと浴室などの室内での温度差が少ないため、急激な温度変化がなく、ヒートショックのリスクが低減されます。

さらに、高断熱住宅は湿度の管理にも優れており、冬季には室内の乾燥を防ぐ効果もあります。適切な湿度を保つことで、風邪やインフルエンザの予防にもつながります。

健康維持には結露の防止も重要であり、結露によるカビやダニの発生を防ぐことができます。

特に、高齢者や子どもが健康的に過ごすためには、適切な室内環境を維持することがとても大切だといえるでしょう。

 

4. 長期的な経済メリット

高断熱住宅は、初期投資が多少高くなる場合があります。しかし、長期的な面で見ると、大きな経済メリットをもたらします。

エネルギー消費の削減により、光熱費の節約ができるだけでなく、冷暖房機器の使用頻度が減り、機器への負荷が軽減して寿命も延びるため、メンテナンスコストや交換費用が削減されます。

環境省の調査によると、一般的な住宅と比較して、高断熱住宅ではエアコンの稼働時間を約40%削減できるとされています。エアコンや暖房機器の交換頻度が減ることで、長期的なコスト削減が期待できます。

例えば、エアコンの平均寿命が約10年とすると、高断熱住宅ではその寿命が約12年に延びると考えられます。高断熱住宅ではエアコンの交換費用を2年分節約できることになり、1台あたり約15万円の節約ができるでしょう。

さらに、断熱性能の高い住宅は、中古住宅市場でも高く評価されるため、売却時の資産価値が向上します。

国土交通省のデータによれば、一般的な住宅と比較して、断熱性能が高い住宅は約10〜15%高い価格で取引されることが報告されています。エネルギー価格の変動にも強い住宅となり、経済的な安定性も向上。将来的には断熱性能を高めるための初期投資を回収でき、さらにプラスの利益を得ることが可能だといえます。

 

5. 環境への貢献

高断熱住宅はエネルギー消費量を削減することで、環境にも優しい住宅です。エネルギー効率が向上することで、CO2の排出量も削減され、地球温暖化防止にも貢献します。

日本政府は、2030年までに温室効果ガスの排出量を2013年比で26%減らすことを目指しています。この目標を達成するためには、高断熱住宅を普及させることがとても重要だといえるでしょう。

また、エネルギー価格の上昇が続く中、断熱性能の高い住宅は、エネルギーコストの上昇に対するリスクヘッジとしても有効です。将来的にエネルギー価格がさらに上昇した場合でも、断熱性能の高い住宅ではエネルギー消費量が少ないため、コスト上昇の影響を最小限に抑えることができます。これにより、長期的なエネルギーコストの安定化が期待でき、家計にも優しい最良の選択肢だといえます。

高断熱住宅の普及は、個々の家庭だけでなく、社会全体のエネルギー資源の節約にも貢献します。結果として、持続可能な社会の実現に向けた一助となるでしょう。

 

6.まとめ

今回は、高断熱住宅を選ぶべき理由を5つ紹介しました。

①エネルギー効率の向上
②快適な室内環境の維持
③健康リスクの低減
④長期的な経済メリット
⑤環境への貢献

上記の5つの理由から、高断熱住宅は非常におすすめの住宅です。

MIURA HOMEの高断熱住宅は、これらのメリットを最大限に活かし、居住者に快適で持続可能な生活を提供しています。

これから家づくりを考える際には、高断熱住宅の価値をしっかりと理解し、長い目で見た「投資」として選ぶことが大切です。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

MIURA HOMEの標準性能は大村市と雲仙市愛野町にモデルハウスがございますので、いつでも体感することができます。

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