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三浦 恭輔

冬の暖房費が高い家には共通点がある|長崎で重要な高断熱・高気密住宅の考え方

2026.07.20

冬の暖房費が高い家には共通点がある|MIURAHOME

結論:暖房費が高い家には、気密・窓・断熱・間取りに共通する特徴がある

「毎年、冬になると暖房費が高くて困っている」という悩みには、実はいくつかの共通パターンがあります。ご自宅が当てはまっていないか、一緒にチェックしてみましょう。

この記事の執筆者

三浦 恭輔(MIURAHOME 取締役部長・営業部)
大学院卒業後、都内の設計事務所に勤務し、2023年にMIURAHOMEへ入社。設計事務所でのデザイナー経験を活かし、「美しい空間」「住みよい性能」「安心なライフプラン」の提案を行う。長崎県諫早市を拠点に、パッシブハウス基準の高断熱・高気密住宅を専門に手がける。


はじめに

「うちは他の家より、

冬の暖房費が高い気がする」

そう感じたことはないでしょうか。

SNSやご近所の方との会話の中で、

ふと光熱費の話題になったとき、

「うちだけ高いのでは」

と不安になった経験がある方も、

きっと多いかもしれません。

暖房費が高くなってしまう家には、

実はいくつかの、

共通する特徴があります。


暖房費が高い家に共通する5つの特徴

暖房費が高い家に共通する5つの特徴(気密性能・窓・吹き抜け・床下小屋裏断熱・古い暖房器具)

これらのうち複数当てはまる場合、

断熱・気密のリフォームによって、

改善できる余地が、

大きい可能性があります。


「すきま風」は、暖房費を静かに押し上げる

気密性能が低い住宅では、

窓やドアまわりのわずかな隙間から、

せっかく暖めた空気が、

どんどん外へと逃げていきます。

同時に、

同時に冷たい外気が侵入してくるため、

エアコンやストーブは、

その分よけいに、

休むことなく働き続けることになります。

気密性能は、

C値という具体的な数値で確認できますが、

気密測定を実施していない住宅では、

実際の性能を、

正確に把握しにくいという問題もあります。


大きな窓は、断熱の「弱点」になりやすい

窓は、

壁と比べて、

構造上、熱が出入りしやすい部分です。

特に北側に大きな窓がある場合、

日射による恩恵をほとんど受けられないまま、

熱だけがどんどん、

奪われていってしまいます。

アルミサッシやシングルガラスなど、

性能の低い古い窓を使っている住宅ほど、

この傾向は顕著になります。

窓ガラスに手をかざしてみて、

ひんやりとした冷たさを感じる場合は、

その窓が熱を大きく逃がしている、

分かりやすいサインかもしれません。


吹き抜けや大空間は、性能とセットで考える

開放的な吹き抜けや、

広々としたリビングは、

デザインとしてとても魅力的ですが、

暖めるべき空気の体積が増える分、

断熱性能が伴っていないと、

暖房効率は思った以上に大きく下がります。

「開放的な間取り」と「高い断熱性能」は、

本来セットで検討すべき、

組み合わせです。

見た目のデザインだけを優先しすぎて、

性能面の検討が後回しになってしまうと、

住み始めてから、

じわじわと後悔につながりやすい部分でもあります。


床下・小屋裏の断熱は、見えないからこそ手を抜かれやすい

壁の断熱材は、

工事中の見学会などで、

目にする機会がありますが、

床下や小屋裏は、

普段目にすることがほとんどありません。

そのため、

施工の手間やコストを省くために、

この部分の断熱が、

手薄になっているケースが見られます。

床からの底冷えや、

天井からの暑さ・寒さを、

日常的に強く感じる住宅は、

この部分に原因があることも、

決して少なくありません。


暖房器具のサイズも、実は見落とされがち

住宅の断熱・気密性能に対して、

設置しているエアコンや暖房器具の能力が、

うまく合っていないケースもあります。

断熱性能の低い住宅に、

小さすぎる暖房器具を使うと、

部屋がなかなかしっかり暖まらず、

結果としてフル稼働が続き、

かえって電気代がかさんでしまうこともあります。

逆に、

性能に対して不必要に過大な暖房器具を選んでも、

無駄な消費電力につながるため、

住宅性能に見合った、

適切な選定が何より欠かせないポイントです。


MIURAHOMEの考え方

MIURAHOMEでは、断熱性能「UA値0.35以下(最低ライン)/0.26以下(推奨)」、気密性能「C値0.19以下」を標準として掲げ、気密測定・窓の性能・断熱等級を、すべて具体的な数値で確認しながら家づくりを行っています。

開放的な間取りと高い暖房効率を、両立できる設計をご提案しています。デザイン性と性能、どちらも妥協しない家づくりを大切にしています。

MIURAHOME標準仕様一覧(UA値・C値・換気・窓・耐震ほか)

まとめ

暖房費が高い家には、

気密性能の低さ、

窓の性能不足、

断熱と間取りのミスマッチなど、

いくつかの共通する原因があります。

「うちも当てはまるかも」

と感じた方は、

一度、信頼できる専門家に住宅の性能を、

確認してもらうことをおすすめします。

原因さえ分かれば、

きちんと優先順位をつけて、

効果的に対策することができます。


よくある質問

自宅の気密性能は、どうすれば確認できますか?

気密測定(C値測定)を行うことで、数値として確認できます。新築時に測定していない場合でも、リフォーム会社などに依頼して、後から測定できることもあります。

窓だけを断熱リフォームすれば、効果はありますか?

内窓の設置などは効果的ですが、気密性能や壁・天井の断熱が伴っていないと、効果が限定的になることがあります。全体のバランスを見て、優先順位を決めて検討することをおすすめします。

古い暖房器具を新しくするだけでも効果はありますか?

効率の良い暖房器具への買い替えは一定の効果がありますが、根本的な断熱・気密性能が低いままでは、暖めた熱がすぐに逃げてしまい、効果がどうしても限定的になりやすい傾向があります。

築年数が古い家は、必ず暖房費が高くなってしまいますか?

必ずしもそうとは限りませんが、古い時代の断熱基準で建てられた住宅は、現在の基準と比べて性能が低いケースが多く見受けられます。過去にリフォームで性能を改善している場合は、その限りではありません。

賃貸住宅でもできる対策はありますか?

窓の隙間テープや断熱シートなど、簡易的な対策で一定の効果が期待できます。ただし、根本的な改善には限界があることも理解しておくとよいでしょう。

南向きの窓を大きくすれば、暖房費は下がりますか?

冬場の日射を取り込める南向きの窓は、暖房費の削減に有利に働くことがあります。ただし、窓自体の断熱性能が低いと、夜間はかえって熱を逃がす原因にもなるため、大きさと性能のバランスが重要です。

複数の特徴が当てはまる場合、何から対策すべきですか?

まずは気密測定を行い、現状をきちんと数値で把握することをおすすめします。そのうえで、窓・断熱・暖房器具のどこに一番課題があるかを整理し、優先順位をつけて対策することが効果的です。


暖房費を抑える住宅性能について、もっと詳しく知りたい方へ

MIURAHOMEでは、気密・窓・断熱のバランスをしっかりと整えた、暖房効率の高い住まいづくりについて、実際の建物でご説明する完成見学会・個別相談を随時受け付けています。

いつでもお気軽にご相談ください。


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参考文献

本記事の作成にあたり、以下の情報を参考にしました(すべて2026年8月時点で確認)。

  • MIURAHOME 社内施工基準
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